子宮移植

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子宮移植

女性不妊子宝カウンセラーブログ

2018/05/08 子宮移植

昨夜、NHKのクローズアップ現代で
「子宮移植」という新たな不妊治療について
放送がありました。

 

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番組の中では生まれつき子宮がない女性が、
実の姉を提供者として子宮を移植し、一年ほど
移植された子宮が拒絶されずに機能することを
確認してから、保存していた受精卵を子宮に
戻して、出産するというものでした。

 

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番組を見ていて、率直な感想は、現代医学を
持ってすると不可能はないのではないかという
思いです。
提供される側の子宮は過去に出産を経験して
いれば、提供される側にとっても良い子宮で
あり、出産に結びつきやすいため、仮に今、
子宮があって、不妊治療に苦労されている方に
とっても、子宮を移植することが妊娠、出産する
決め手になるのかなと、ふと、考えが
よぎりました。

 

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子宮は、なくても生きていけるため、生命を維持
する臓器とは違った、倫理的にデリケートな側面が
出てくるようですが、日頃、不妊治療に真面目に
取り組まれる方々を多く見る機会がある私に
とっては、結構、複雑な気分になったのも
事実です。
我が子を抱きたいという気持ちは母親としては
切実な願いであるわけで、なんとか叶えて差し
上げたいと思うのが、不妊治療に携わる治療者の
当然の思いですが、妊娠出産は人類だけが抱える
問題ではなく、全ての生物に共通する問題だけに、
日本では年間42万件もの体外受精が行われている
事実を考えると、人間の妊娠出産も、もう一度、
基本に帰って考えることも大切ではないかなと
思いました。

 

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日本では10年ほど前から慶応義塾大学、東京大学、
京都大学でプロジェクトチームが研究を進めてきて
いて、現在では、慶應義塾大学病院と名古屋第二
赤十字病院で臨床に向けた準備を始めているそう
ですから、医学的な可能性という点では更に進展
していくのでしょうが、生命が持つ神秘性も
忘れないで頂きたいなと改めて考えた次第です。

番組の最後に丸岡いづみさんが、子供を持たない
こともその人の権利、代理出産を選択するのも
その人の権利、子宮移植するのもその人の権利、
みんなの人生がそれぞれ尊重される社会になる
ことが良いと言われた一言が一番印象に
残りました。

 

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