ジメジメしたこの時期、気分も落ち込みやく
なりますが、身体もむくみやすくなります。
むくみは余分な水分が、細胞の中や細胞と
細胞の間にたまっておこる症状で代謝が悪く
なった状態です。

このような水分の停滞と血液の流れは深い
関係があり、生理痛や生理不順の原因にも
なったりします。
東洋医学では「水」のことを「湿」と言って
「湿」を調整する臓器が胃腸であると考えて
います。ですから、胃腸が弱い人は「湿」を
さばく力も弱く、直接、胃腸の症状となって
現れたり、頭痛や関節痛、めまいやアレルギー
となって現れます。

先日、相談に来られた38歳のＴさんもむくみと
冷え性がお悩みでしたが、インスタントラー
メンやポテトチップスがご飯替わりなること
が多い食生活をされていて、むくみに拍車を
かけている状態だったので次の三点に気を
付けていただくようにアドバイスしました。
①食事の見直し
インスタントラーメンには一杯で６ｇの塩分が
入っているといわれます。日本人の塩分摂取の
上限は８ｇ位と言われますから、余分な塩分を
出すためにはカルシウムやカリウム、マグネシ
ウムなどを豊富に含む野菜や果物を努めて摂る
ようにする。暑い時期のスイカなどは良い食べ
物といえます。

②適度な運動
むくみを感じやすいふくらはぎなどは、爪先
立ちやウオーキングだけでも解消できます。
まとまった運動が厳しい方でも、室内で出来る
ストレッチや温灸などが効果的です。

③余分な水を出して解毒
毛細血管の血流を上げて、利尿効果のあるもの
として、ショウキＴ-1や三七人参、おけらや
茯苓などの漢方生薬があります。そんなサプリを
上手に利用して、余分な水分を体外に出して解毒
することで血行を促進して、妊娠しやすい身体
作りを心がけましょう。