この前の日曜日、「食べなきゃ危険」「新型
栄養失調」などの著作のある中戸川先生の
食育セミナーを勉強しました。

先生によると現代食品の三大欠陥として
①水煮食品の増加
②精製食品の増加
③リン酸塩使用の増加　が挙げられるそうです。

野菜などの食材をきれいに洗って煮出すと
清潔になって、色も生えて見栄えは良くなり
ますがミネラル分が溶け出して栄養的に不完
全なものになってしまいます。

米や、小麦粉、塩、砂糖、油などを精製すると
これも栄養的に不完全なものになるだけでなく
精製工程で人工的な添加物を加えることになり、
③のリン酸塩の増加に拍車をかけるそうです。

そして、③のリン酸塩の使用の増加ですが、
現在、乳化剤、ph調整剤、膨張剤、かんすい
イーストフード、ガムベース、調味料などと
名前を変えて、リン酸塩が混入しており、リ
ン酸塩を取ることで、ただでさえ減ってしま
ったミネラル分の吸収を妨げて、腸管内で
ミネラル分に結合してそのまま体外に出して
しまうそうです。

講義の終りのほうで、リン酸塩などの食品添
加物の使用が増え始めたのが1980年代の終わ
り頃で、これに呼応するように全国の小学校
で、特別支援を必要とする児童数が増えだし
ているグラフと符合する事実を見たときは、
何か空恐ろしいものを感じました。
最後にまとめとして一番納得できた事ですが
食事のことを考えすぎて「食事がストレス」
になってはいけない。ストレスになると更に
体内のミネラルを消耗して病気になってしま
う…と。

食の本質は「皆で食べたら美味しいネ」だそう
で、現在は食事の内容もそうだが、孤食が増え
るなど、食卓が崩壊している事のほうを心配さ
れていました。
家族そろって食事をとれない時代もさみしいと
思いますが、せめて一日一回でもみんな揃って
「ごはん」「味噌汁」と「いただきます」って
大切なことだなと思います。