先週土曜日のＮＨＫスペシャルで「ニッポン
精子力クライシス」の題名がついた番組で日
本人の精子が危機的状況にある現状を伝えて
いました。

精子が①数が少ない　②動かない(運動率の
低下)　③質の低下(ＤＮＡが損傷)　の三点
において質が低下しており、妊娠率が下がっ
ているというものです。

欧米では精子数がこの40年間に半減している
そうですが、日本の精子力はその欧米と比較
しても最低レベルで劣化の度合いが大きいそ
うです。

ここまで劣化させた原因はというと、座りっ
ぱなしや食事内容の悪化などの酸化ストレス
と、睡眠不足などで、テストステロンが減少
し精子が作れない状況にあることが指摘され
ていました。

運動不足、座りすぎ、脂肪分の摂取過多、酒
タバコ、ストレス、睡眠不足、カフェイン過
多、入眠前のスマホ利用による睡眠の質的悪
化などが考えられそうです。

個人的には食事内容の改善点について岡田先
生が「お母さんが昔、言っていたことばっか
りだよね」とのコメントが印象に残りました。

精子は74日で作られますから検査結果で指摘
を受けた方でも、生活習慣と食事内容に気を
付けるだけで、二カ月くらいで改善できた方
は当店でもたくさんいらっしゃいますので、
前向きに取り組むことが大切だと思います。

精液を遠心分離した時にわかれる、精しょう
といわれる部分が血液などより敏感に体調を
反映するそうで、妊活に本腰の上がらないご
主人には「生活習慣を見直したら…」と言う
より「精しょうのなかみを良くしたら…」と
いったほうが、本気を出してくれそうにも思
いました。

何はともあれ、赤ちゃんを産むことって難し
いことだな～とつくづく思った次第です。