平熱という言葉があります。あなたはご自身の
平熱をご存知ですか？
理想的な平熱は36.5℃～37℃と言われますが
今、平熱が36℃を下回る低体温の人が
増えています。

ある調査によると子供の3割、高齢者の4割が
低体温だと言われます。
低体温がなぜいけないのか？
体温が１℃下がると、免疫力は37％低下し
基礎代謝が12％下がってしまいます。
病気になり易い状態になる訳です。
幼い時に発熱をした時の事を思い出して
頂きたいのですが。38℃くらいからフラフラ
してきますが、人間は体温を上げることで
細菌やウイルスをやっつけています。
熱を出すことは心地よいものではありませんが
自らを守る防御反応のひとつです。
ガン細胞なども40℃位で死滅してしまいます。

体内には酵素というものがあって、代謝や消化の
手助けをしていて、その種類は三千種類もあると
言われています。体温が一度下がると体内の酵素は
その働きを半減させてしまうと言われていますから
ますます健康な状態から遠ざかってしまう訳です。
体温が低い事は良くないとわかって頂けたと思いますが
では、低体温と冷えはどう違うと思いますか？
冷え性は実は、東洋医学の考え方なんです。
手足がいつも冷えている人や、お風呂に入ってもなかなか
温まらない人、手足が冷えてなかなか寝付けない人を
冷え症と呼びますが、冷え性の考え方が西洋医学には
ありません。

直腸やわきの下など体温を深部体温と言いますが、
冷え性の人でも、深部体温が36℃以上ある人は
少なくありません。冷え性の人は手足など抹消血行が
弱いのことを指して言う言葉とお考えください。